高い収入を得ている人や、頭が良く色々なことを上手にこなしていく人をみると羨ましくなりますよね。
では、彼らは本当に幸せなのでしょうか。
✓本日の内容
・お金・知能と幸せの関係
・成功することと幸せにいきること
・幸福の科学が辿りついた真に幸せを勝ち取るための極意
✓お金で幸せは買えるのか?
答えは、ある程度までならYESです。
収入と幸福度は一定ラインまでは比例するといわれています。
実際にそれを表すデータも多数存在しています。
ざっくりですが、年収1000万円位までは収入の増加と共に幸福度合いも高まる傾向が顕著にみられます。
しかし、これは単にお金そのものが幸福度合いを決定しているという事ではありません。
収入が増えたことで経済的な自由が獲得できたり、社会的に承認されるようになった結果だという事は心にとどめておいてください。
また、高収入による幸せの獲得も一定ラインを過ぎれば頭打ちになります。
愚直にお金だけを追求しても限界があるという事は心得ておきましょう。
✓IQで幸せは作れるのか?
これに関しても面白いデータがあります。
まずはこちら。
ご覧のように、IQが高ければ収入も増える傾向があります。
IQと収入にはかなり強い相関関係がありそうですね。
では高いIQを持つことで、ある程度まではお金と同じように幸せをつかむことが出来るのでしょうか?
答えはNOです。
こちらもデータがあります。
Lynn・Vanhanen (2012)が発表したレポートでは、1981年から2012年にまたがって81ヵ国に調査した結果、高いIQはむしろ幸福度の低下に関係しているという事が示されました。
決して優秀であることは幸せに結びついておらず、むしろ逆であることがここからも伺えます。
✓成功することと幸せに生きること
成功と幸福は必ずしも結びついてはいません。
莫大な富を築き上げ、社会から認められるような成功を収めることは素晴らしいことだと思います。
しかし実際には人としての道を見失い、不幸感に苛まれている人も結構多いそうです。
数十億円の事業を成功させ、社会的な富と名声を確立されたある起業家の話があります。
その方が亡くなったとき、葬儀に出席していた社員さんがほっとしてむしろ喜んでおられたとか。
なんともむなしく思えます。
社会的成功に向かって努力し世の中に貢献する一方で、人間的にも成功をおさめて本当の意味で豊かな人生を勝ち取れるように精進していきたいですね。
✓幸福の科学がたどり着いた幸せに生きるための極意
おそらく現在世界の心理学会の頂点に立っているのは、ご存命の方ではペンシルベニア大学のマーティン・セリグマン博士でしょう。
彼はフロー経験の提唱者として名高いチクセントミハイ博士と共にポジティブ心理学を世に広めるなど、歴史に残る功績を数々立てられました。
アメリカ心理学会の会長も務められています。
これまで幸福に関わるあらゆる要因が研究されてきましたが、セリグマン博士によると、
本当の幸せを勝ち取るためには、「徳の追求」をすることが重要であるといわれています。
すなわち、勇気や愛、誠実性、思いやり、精神性、正義、などと言った「美徳」を追い求めることで、社会的にも人間的にも成功をおさめることが出来るというのです。
人間としての美徳については、古来より中国でその思想が広められてきました。四書五経などがその極みですね。
それは後に、日本にも伝承されるようになります。
そういった教えをもとに日本流にはぐくまれていったのが、武士道です。
こういった概念は形而上学的であったために西洋科学の世界では疎遠になりがちでしたが、ここにきて東洋の思想が世界最先端の科学からも注目を集めています。
日本人として誇らしい限りです。
✓まとめ
・お金で幸せは買えるけど一定ラインまで行ったら頭打ちになる
・IQが高い人はむしろ不幸な傾向がある
・社会的成功と人間的成功は別物
・幸福の科学が行きついた先は「徳の追求」
・古き良き東洋思想に真の幸せへの極意がある
コメント