【まさかこんなことに・・】1週間で人生が激変!〜インドでのインターンシップ体験記〜

インド

 

安楽な日々は過ぎ去る。充実した日々は積み重なる。

-福島正伸  


おはようございます!

かちゅーです!

今日は私の人生の分岐点となった、インドでのインターンシップ経験について綴ります!

 

つまらない日常


2016年春、私は迷っていました。

当時は大学に入学してから1年が経過し、2年生になった頃です。

私は小学2年生から高校を卒業するまでの約10年間、ひたすらに野球に熱中していましたが、

大学に入学してからは特に目標がない生活をしばらく送っていました。

最初は楽しかったです。

バイトを始め、遊びを覚え、友達が増えました。

しかしそれも束の間。

すぐに目標がなく張り合いのない生活に嫌気がさしてしまいました。

「毎日がただただ過ぎ去っていく・・」
「大学1年間で何も成長していないじゃないか・・」
「毎日のつまらないルーティーンになっていて生きている心地がしない・・」

とはいえ何をして良いのかもわからず、燻った毎日を送り続けた大学最初の1年間でした。

あっという間に1年が過ぎ去り、私はこれからどうしようかと、日々頭を悩ませていました。

 

つのる焦りと冒険へのいざない


何かしなくちゃ。
踏み出さないと・・

周囲を見渡すと、友達は留学やボランティア活動を始め、自分のやりたいことや目標に向かってみんな頑張っていました。

当時一番仲良くしていた友達のO君は、1年間アメリカに留学すると言い出します。

かなり焦りました。

どんどん周囲との差がついていく。

みんなはやりたい事があって一生懸命やっているのに、自分はくだらない毎日をただただ過ごしている・・。

このままじゃダメだ。自分を変えたい。

しかし、そうは思っていても人間なかなか変われません。

結局一歩を踏み出す事ができず、熱中できるものが無いままただただ月日が経過していきました。

そんな折でした。

私はメールボックスで、インドでのインターンシップ募集ページを発見しました。

吸い込まれるようにページを開き、食い入るようにその内容を確認すると、

これしかない!!

と思いたち、参加を決意しました。

 

決心と拒絶


インドインターンシップのチラシで内容を確認すると、即座に料金に目を通しました。

30万円・・

大学2年生にとってはすごい大金です。

当時の私には到底まかなえませんでした。

だけどどうしても参加したい。しないと自分の人生ダメになる。

当時は本気でそう考えていたものですから、恥を忍んで母に相談する事にしました。

最初の母の反応はかなり否定的でした。

「インドにインターンシップで行きたいんだけど・・。」

と言うやいなや、

「ダメに決まってるでしょ。そんな危ないところ。第一英語も話せないしインターンシップなんてやった事ないじゃない。」

と反対されてしました。

もうダメかと思いましたが、

「どうしてもいきたいんだ!これに参加しなかったらもうチャンスはこなくなる気がする!」

と少し強引に頼み込んだら、最終的には許可をしてくれました。

その後も、当時仲良くしていた友人などにインドでインターンをすると言う話をすると、大概の場合は反対されました。

「お前にできるわけないだろ」
「どうせ失敗して恥をかくんだからやめておけ」
「そんなタイプじゃないじゃん」

むしろこの挑戦に対して最初から肯定的に受け入れてくれた人はほとんど記憶にいません。

ですから、いくと決めたとはいえ不安はどんどん募っていきました。

 

不安と恐怖100%の中での旅立ち


出国が近づくにつれて、怖さがどんどん増していきました。

直前になると、毎日怖くて仕方がなかったです。

「やっぱりいくのやめようかな。」
「絶対失敗するよな。相当恥かいてボコボコになって帰ってくるんだろうな。」

などと嫌なイメージばかりが頭にありました。

最終的に、

「いきたくない!!怖い!」

と家族に言ったりもしていました。

家族の立場になってみれば、自分達は参加に反対したのに、この後に及んでどうした!?

と言う気分だったと思います。

申し訳ないな・・と思いつつも、自分の弱さをひけらかしてしまいました。

出国前にビザの発行や申込手続き、事前オリエンテーションなど様々な準備がありましたが、正直心は億劫でした。

そしてついに、出国の日を迎えたのです。

 

人生が変わった1週間


成田空港につくと、事前オリエンテーションで顔を合わせていたメンバーが何人かいるのがわかりました。

その場では話しかけませんでしたが、何せ単身で海外に出るのは初めての経験でしたから、インドについてからはすぐさま彼らと合流し、行動を共にしました。

彼らと合流できた事で、だいぶ不安が紛れたのを覚えています。

誰かが一緒にいるだけでこんなに助けられるんだと学びました。

そしてついに、プログラムが始まりました。

 

インドでの冒険

プログラムの主旨は、1週間のビジネストレーニングでした。

主催している株式会社スパイス・アップの指導が社会人向けに提供している研修プログラムと同じ内容を、我々学生が受けるというもので、かなりチャレンジな挑戦でした。

 

■ビジネス・ミッション

1週間の間は、基本的にグループで1日完結型のミッションに取り組みます。

その日の朝に現地で活動をするビジネスマンが日替わりで私たちに課題を出します。

ミッションの内容は様々でした。

実際に取り組んだミッションの例:

✔︎市場調査を通じて現地人に日本食を受け入れてもらうための新商品・もしくは戦略を考えろ!
✔︎現地の学生の就職活動への意識やキャリアに対する考え方を調査をもとにまとめろ!
✔︎コンピュータ教育事業を発展・浸透させるための提案を市場調査をもとにせよ!

 

このようなミッションが朝にくだされ、その日の夕方にあるプレゼンまでには市場調査をもとにした提案を資料にまとめる必要がありました。

今こうして振り返って見ても、かなりハードな内容だったと思います。

何せ時間がないです。

これを達成するためには、グループの力を結集してフル回転するしかありませんでした。

それも、今まで全く関わったことのない人たちとです。

しかもインドでのミッションでは、予想外の出来事がたくさんおきます。

調査したい場所を地図で探しても実際に行ってみると存在しなかったり、

ある程度確信を持ってたてた仮説もあっさりと覆されることばかりでした。

なんとかして無理やりにでも形にしたプレゼンテーションも、ドキドキでした。

発表練習などほとんどできなかったので、毎回ぶっつけ本番です。

7分間という限られた時間の中で話をその場でまとめあげるのは、なかなかのメンタルワークでした。

プレゼンテーションを終えた後は、フィードバックをもらえ、ミッションを出した側に満足してもらえればクリアとなります。

ハードルは高かったですが、クリアできたミッションもありましたし、その提案を実際に取り入れてもらえたケースもありました。

プレゼンテーションが終わると、ビジネス勉強会が開かれ、その日のプログラムは終了です。

このような日々でしたから、毎日とても疲れたのを覚えています。

 

■度肝を抜かれた現地企業訪問

1週間の中で1日だけ、ミッションに取り組まず現地の企業を訪問する日がありました。

訪問したのは、「インフォシス」というインド最大手のIT企業と、

サクラ・ホスピタル」という豊田通商さんが経営している病院でした。

どちらも日本にいたときの常識を大いに覆すような学びに溢れていましたが、特にインフォシスは衝撃的でした。

インフォシスは、世界46カ国に展開するIT業界の巨人とも言える大企業です。

従業員数は20万人を超え、日本にも支社があります。

インドのシリコンバレーと呼ばれているバンガロールには、世界中から頭脳が集結していますが、インフォシスはその頂点に立つ会社でした。

インフォシスで仲間たちと撮影

 

到着すると、いきなり度肝を抜かれました。

「ここはテーマパークか?」

と率直に思いました。

まず広すぎる。敷地内は自動車で移動しました。

またカフェやジムがオフィスにいくつも常設されてあり、外は広々とした緑が豊かに広がっています。

オフィスの外観やデザインも独創的で、面白いものばかりでした。

インフォシス敷地内にあるオフィスの一つ

 

なんじゃこりゃ!!

と目をまんまるにして見学していると、ある参加者の一人が、このオフィス環境について質問を投げかけました。

「どうしてこんなにオフィスに凝っているのですか?」

答えはすぐに返ってきました。

私たちは、働くということを通じて従業員に豊かになってもらいたいと思っている。仕事をするのは大変なこと。しかし、従業員が1日のお仕事を終えたときに、『また明日もここにきて頑張りたい』と思って家に帰っていくような職場にしたい。だから私たちは、従業員の働く環境づくりにはとりわけこだわっているんだ。

 

素晴らしいなと思いました。

それまで仕事は辛いものだと勝手に思い込んでいたので、常識を覆された瞬間でした。

また明日も来たいと思える職場なんて、考えたこともありませんでしたが、自分は将来そんな職場で働いてみたいと思いました。

 

毎日仲間と語り合った日々

全力全開のミッションや衝撃的な企業訪問のおかげで、毎日充実した1週間になりましたが、この経験が僕の人生を変えてくれた要因はそれだけではありませんでした。

日中にその日の活動を終えると、夜にはメンバーとご飯を食べたりホテルで語り明かしたりして過ごしました。

インドで出会った同じ参加者との会話は心躍るものがありました。

理由はシンプルです。

みんな自分の夢ややりたいことに向かって前向きに生きていたのです。

中には、自分と同じようにやりたいことが見つからないという人もいました。

それでも下を向いている人はおらず、前を向いて爽やかに頑張っていました。

そんな彼らの姿はキラキラと眩しく写り、自分もそうなりたいなと心から思ったのは鮮明な記憶です。

そうか、夢に向かうってかっこいいんだ!!

そう気づかせてくれたのは、現地で出会った仲間たちでした。

今でも彼らには感謝しています。

たったの1週間しか時間を共にすることはありませんでしたが、今でもたまに集まって近況報告をする仲になっています。

本当にかけがえの無いつながりができました。

 

現地人の意識の高さに驚愕

また、ミッションでは常に市場調査が課されていたため、現地人との交流も盛んに行われました。

中でも、インド人の学生には衝撃を受けました。

夢を語るインドの学生

ミッションの中に、インド人の就活に対する意識を調査する内容のものがあり、現地の学生に調査を行ったときのことです。

私はアポなしで現地の大学に足を運び、その場にいた学生にランダムにインタビューをしていきました。

すると、みんなクリアでキラキラしたビジョンを堂々と話してくれたのです。

「起業をして地元の困っている人たちを助けたい。だからビジネスを学んでいる。」
「病気に苦しんでいる人達がたくさんいるから、将来は看護師になる。だからここで学んでいる。」
「自分は大企業に入って実力をつけ、将来大きく影響力を持てるようになりたい。だからここで学んでいる。」

 

私は今まで、このような意識で学校の授業を受けたことなど一度もありませんでした。

私がインタビューした学生は50人ほどでしたが、みんなこの調子でした。

他のグループの人達がインタビューしても、同様だったようです。

驚愕しました。

インドではこれが当たり前なんだ・・

日本の将来に対する危機感と責任

日本の大学生とは根本的な学習に対する意識が全く違うということを知りました。

もちろん日本にも志の高い学生はたくさんいますが、決して多くはありません。

しかしインドではみんなが将来の夢に向かって意欲的に学んでいました。

その姿を生で目の当たりしたときの感動と興奮は忘れません。

また、母国日本に対する危機感を感じたのも事実です。

このまま呑気に遊んで暮らしているばかりでは将来が暗いぞ・・

そう強く印象付けられました。

「自分が代表となって頑張らないといけない!」

私の中に、小さな使命感が芽生えた瞬間でした。

 

たくさんの財産を携えての帰還


たった1週間でしたが、インドでの経験は自分の人生において重要な分岐点となりました。

インドにいく前の自分と、インドから帰ったときの自分では、全く違う存在になっていたのを実感しました。

世界の見え方が変わったのです。

 

自分の可能性がグンと広がった

もともと自分は、難しいチャレンジは最初から無理だと決めつけてしまうタイプでした。

あきらめるのも早く、自分の可能性には早々から見切りをつける癖がついていたのです。

しかしインドでの1週間を通じて、まずはやってみないと分からないなと思うようになりました。

実際、自分は英語も話せなかったし、他の参加者には学歴が高くて賢い人達がたくさんいました。

だけど、ガムシャラにやってみたら意外とついていけました。

自分でも頑張れば通用するかも、と思えたのです。

それまで絶対に無理だと思っていたことも、工夫をしたり、人一倍頑張ることで力を発揮することはできるということを学びました。

この経験を通じて、

「もう最初から諦めるのはやめよう」
「難しそうでも自分がやりたいと思ったことには正直に挑戦しよう」

そう強く思うようになり、自分の行動がどんどん変わっていきました。

 

未熟さも知った

一方で自分の未熟さも思い知りました。

 

■自分には夢がない

それまで自ら自分の可能性に蓋をして諦めた人生を送っていた私には、とても他のメンバーやインド人たちのように夢を語ることなどできなかったのです。

夢なんて追いかけても叶わないものだと思っていましたから。

だから、そこで出会った人々のエネルギーにはしばし圧倒されることがありました。

挑戦する前から諦めていたそれまでの自分が情けなく思ったのを覚えています。

ただその情けなさと悔しさが、

「ああ、自分はまだまだだな。でもああなりたいな。」と、

私の向上心を引き上げてくれるきっかけになってくれました。

 

■圧倒的に英語ができない

また、参加者の中で圧倒的に欠如していたのが英語力でした。

みんな日常会話くらいの英語は自由に操っていたのですが、私は人の名前すら英語で尋ねられませんでした。

“What is your name?”

だけですよ?

それすらも言えない英語力です。壊滅的でした・・

ミッション中は他のメンバーについてきてもらったり、質問表を紙に書いたりしたので、なんとか対応できましたが、

企業訪問をした際の会社説明などはからっきしでした。

通訳の方が説明してくれたところしか聞き取れず、歯痒い思いをしました。

インドから帰国した直後に初受験したTOEICの成績は285点・・

サルでも取り敢えずマークシート塗りつぶせば取れるようなスコアです。

これではいけないなと思って、英語学習に本腰をいれるきっかけとなりました。

 

その後


壊滅的な自分の英語運用能力を思い知ったとは言え、インドでの経験を通じた学びは強力なものでした。

自分のやりたいことに正直に生きよう!
挑戦して諦めなければ、自分が想像していたよりも遥かに大きな未来が待っている!

そう決心できたのです。

インドでの学びが本当に充実していたため、帰国後はもっと長期的に学びと発見に溢れた毎日を過ごしたいと思い立ちました。

そしてあるアイディアが降ってきたのです。

「そうだ!1年間海外でインターンシップをしたらどうだろう?きっとすごい自分になっているぞ!
最近は留学する人が沢山いるし流行っているけど、1年間海外でインターンをした人なんて聞いたことない!これは面白い!」

こうして、アメリカでの長期インターンシップを目指すようになりました。

結果的にはそれから1年半後、アメリカに旅立ち1年間ロサンゼルスの企業で働くことになります。

そのときにはTOEICの点数は600点近く伸びており、日常会話を超えたレベルの英語運用能力が身についていました。

アメリカでの1年間はまさしく想像を超える経験の連続でした。

夢中で駆け抜けた1年間は、現在の私にとっても大きな大きな土台となる経験です。

全ては、たった1週間の海外インターンシップから始まりました。

短期間でも人は変われると教えてくれた経験でした。

 

今日も素晴らしい1日が始まっていますね。

あなたが爽やかで健康な一日を過ごされることをお祈りしております。

ありがとうございました!!

行ってらっしゃい!

 

最後に


いかがでしたでしょうか。

人生って最高に楽しいですよね!

学ぶでことで、あなたの人生は大きく輝き出します

頑張らなくても、大丈夫です。

まずは自分が踏み出せる小さな一歩から

あなたがびっくりするような、衝撃の結末が、待っていますよ!

質問や感想などをコメントでシェアしていただけますと幸いです。

日本人として世界にはばたく人材が増え、グローバル競争の激化が進む現代社会においても日本が高いプレゼンスを発揮できるよう私も全力を尽くします。いずれは世界が一つになり、平和で豊かな社会になるような一助となれば幸いです。

 

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